ずっと音楽に夢中

身も心も解放してくれる素敵な音楽に出会ったら、興奮さめやらぬうちに書きつづります。あれこれ書きますが、結論はすべて「音楽っていいな」です。

cero「魚の骨 鳥の羽根」でリズムの快楽に引きずり込まれろ!

先日、ジェイコブ・コリアーを聴いていて、ふとこんなことを思いました。
日本ではこういう音楽をやってる人はいないかな?
ジェイコブ・コリアーは一人多重録音で知られるイギリスのアーティストですが、ジャンルにくくりづらい音楽を作っています。ジャズっぽい音やハーモニーを聴かせつつ、そこにエスニックな音が絡んでくる。といった独特な楽曲を演奏していて、こういう感じって日本にはないかな?と思ったわけです。
そしたらいました。
cero
4月27日にYouTubeで公開された「魚の骨 鳥の羽根」のミュージックビデオを観たら、まさにその感じになっていて、「やった!これだ!」と思わず叫びたいほど興奮しました。
 
 
イントロから乾いたパーカッションの音にコーラスが重なり、エスニックな匂いが漂ってきます。
ハイハットが刻まれると、リズムに4/4拍子と3/4拍子が交錯しているという仕掛けが。3拍子のニュアンスが5連のポリリズムになってるように聞こえるところもあって、アフリカ音楽の趣きが感じられます。
 
魚の骨 鳥の羽根」は、2018年5月16日リリースの4thアルバム「POLY LIFE MULTI SOUL」に収録されていますが、他にもこうしたリズムの複雑さを追求している曲があります。たとえば「Buzzle Bee Ride」。7拍子と4拍子の重なりを軸にポリリズムが展開されていきます。
 
これまでのceroは、もっとあっさりした味つけの音を聴かせるグループでした。
こんなねばっこいリズムで新境地を開拓したことには驚きましたが、いつここに覚醒してもおかしくない人たちだとも思っていました。3人とも音に対する探究心が強いので、単純な4拍子だけの世界では物足りなくなってもおかしくないだろうと。
「魚の骨 鳥の羽根」は、徹底的にリズムの快楽に酔わせるつくりになっています。
最初は馴染めないかもしれません。ただ、フィットした瞬間、リズムの気持ちよさにぐいぐい引きずりこまれます。
 
特に注意して聴いてほしいのが4分28秒あたりからの展開。クロスしたリズムの上でキーボードが8ビートを刻んで疾走感を生むなんともいえない気持よさ。
そこから力を抜いて浮遊していくような感じで曲は終わります。
 
「POLY LIFE MULTI SOUL」を体感して、リズムの快楽にズルズル引きずりこまれましょう!
 


魚の骨 鳥の羽根

 


POLY LIFE MULTI SOUL (初回盤A)


POLY LIFE MULTI SOUL (初回盤B)